藤丸へ感謝込め シャッターアート 近くの洋品店「ONE WEEK」
洋服セレクトショップ「ONE WEEK」(帯広市西2南7)の店舗シャッター一面に、来年1月末に閉店する百貨店・藤丸への感謝の気持ちを表現した絵画アートが制作され、道行く人らの話題となっている。
同店は帯広や音更で子供服や雑貨のセレクトショップやエスタ帯広内でカフェなどを展開するメイリー(帯広市、砂金=いさご=康弘社長)が6月に開業。藤丸近くの北東にあり、ストリートファッションブランド「HUF」などを扱っている。
帯広で生まれ育った砂金社長(46)はオープンから間もなく、藤丸閉店を報道で知った。「これまで地域を支えてくれた感謝の気持ちを自分なりに表したかった」とする。知人の音更在住のデザイナー・IKKOさん(41)に依頼し、2人でデザインを決めた。
シャッターは長さ4・8メートル、高さ3メートル。創業から122年の歴史がある藤丸の現建物と1930年築のデパート初代の建物が描かれ、中央に「THANK YOU」などと記した。4日間かけ18日に仕上げた。
同アートは営業時間(正午~午後7時、水曜定休)中は見られないが、「描いている途中から足を止め、写メを取る人が多かった」とIKKOさん。砂金社長は「アート見学にまちなかへ足を運び、藤丸なども回遊してほしい。藤丸感謝企画第2弾も検討中」とも話した。(佐藤いづみ)
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