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全ての交通機関で前年予約上回る 十勝のお盆の交通期間状況

 お盆休み期間の、十勝関係の各交通機関予約状況がまとまった。新型コロナウイルス感染拡大から3年目の夏は、行動制限のないこともあって、バス、JR、旅客機ともに予約状況は前年を上回る。十勝に向かう便は、11~13日が混み合っており、Uターンは14、15日ごろの利用が多い。ただ、爆発的な感染再拡大を懸念する声も上がっている。

 十勝バスや北海道拓殖バスなど5社で共同運行する帯広-札幌の都市間高速バス「ポテトライナー」の予約状況(11~16日)は、帯広発が前年同期比で20%増の1315人(予約率63%)、札幌発が同46%増の1592人(同72%)。札幌発は11~13日、帯広発は14、15日が混み合ってきている。十勝バスでは「昨年に比べると好調だが、コロナ前にはまだ戻っていない状況」としている。

 例年、盆休みは増便対応しているが、今年は、乗務員のコロナ感染が広がったこともあり、要請があっても乗務員確保が厳しく、対応できるかは不透明な状況だという。

 JR北海道の特急おおぞら、特急とかちの指定席の予約率(10~17日)は7月26日現在で前年比11・1ポイント増の29・7%で、予約席数は前年比212・4%。コロナ前(2018年予約率29・2%)を上回っている。札幌発は11~13日、Uターンは14、15日の一部列車でやや混み合っている。

 とかち帯広空港発着の帯広-東京(羽田)線の予約数(6~16日)は、日本航空(JAL)が前年比18・9ポイント増の62・1%、エア・ドゥが同12・6ポイント増の68・6%となっている。

 ネクスコ東日本北海道支社が発表した高速道路の渋滞予測では、道東自動車道札幌方面へ向かう上り車線で占冠インターチェンジ(IC)-むかわ穂別IC間(札幌方面)で14日と15日の午後2時~同9時の時間帯が約5キロ、音更帯広IC-池田TB(本線料金所)が釧路方面へ向かう下りで14日と15日の午後4~9時の時間帯に約1キロの渋滞が発生すると予測している。(完戸雅美)

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