ハピオに「不動産」統合、サービスの向上図る JA木野
【音更】JA木野(清都善章組合長)は4月1日から「JA木野不動産センター」を100%子会社の「ハピオ」に統合する。「ハピオ不動産センター」に改称し、業務拡大、サービス向上を図る。
都市型農協の機能強化の一環。同JAに併設する同JA不動産センターは宅地開発課として、農協法に基づき、組合員や准組合員を中心に木野地区の不動産売買や、同JA南側にある地上10階建てのマンション「ハピオ壱番館」(40戸)をはじめとする不動産物件の賃貸借、管理などを手掛けている。
4月以降は、ハピオに統合することで業務エリアが拡充、同課に勤務する同JA職員はハピオに出向する予定。また、同JA不動産センターのハピオ統合に伴い、同JA北側にある空き店舗の旧ハピオガーデン(約500平方メートル)の利活用の検討を本格化させる。
同ガーデンは、ハピオの総合プロデュースなどを行っている札幌市内のコンサルティング会社を介し、新たなテナントを募集してきた。昨年4月からは音更町に賃貸し、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場として利用されている。
今後については、ハピオの不動産業務の窓口やカフェなどを軸に複合的な利活用を模索する。(内形勝也)