12歳未満児ワクチン接種、管内のトップ切り開始 音更・士幌・上士幌
【音更・士幌・上士幌】音更、士幌、上士幌3町の広域連携による、12歳未満児(5~11歳)の新型コロナウイルスワクチン接種が7日、管内のトップを切って豊川小児科内科医院(音更町木野西通8)で始まった。
町内に小児科がない士幌、上士幌の対象児を含めて同医院で対応。音更2826人、士幌347人、上士幌289人の計3462人が対象。ファイザー社製の小児用ワクチンを2回接種する。
7日午後2時に接種がスタート。音更木野東小5年の日下部琉祈斗君(11)は、母親に付き添われて来院。接種した琉祈斗君は、「あっという間に終わった」と笑顔を見せた。母親の美佳さん(39)は、「子どもの周りで感染が広がっているので早めに接種させた」と話していた。
また、母親と一緒に訪れた士幌小5年の遠藤弘康君(11)は、「全然痛くなかった。ワクチンを打って安心した」と緊張した面持ちだった。母親の千佳子さん(52)は、「接種を済ませた高校生と中学生のきょうだいがいるので、この子にも接種してもらった」と話していた。
音更町保健福祉部保健課によると、これから5歳になる3町の小児には、誕生日を迎えた月末に接種券を配布する。同医院では9月末までに対象児の接種を終える予定。同医院の豊川洋市院長(48)は、「子どもたちが重症化するケースを少しでも減らせるなら喜んで協力したい」と話していた。(内形勝也)