300機のドローンが夜空舞いクリスマスショー
【上士幌】LED電球を搭載したドローン300機が冬の夜空を彩る「クリスマスドローンショー」は15日夜、上士幌町の道の駅かみしほろで町民限定の前夜祭が開かれた。サプライズで約40発の花火も打ち上げられ、約700人の観客を魅了した。ショーは16日に始まり、25日まで続く。
ドローンによる光のショーは十勝では初めて。レッドクリフ(東京)と観光地域商社karch(カーチ)、カミシホロホテルなどによる実行委員会(丸山勇雄委員長)が主催する。ショーを運営するレッドクリフによると、ドローンは高さ約20センチ、重さ403グラムと軽量。GPSとRTKという測位システムを搭載。プログラミングされたコースで自律的に飛行し、1台のパソコンで操作できるという。
前夜祭では10分間ずつの2部構成でショーが行われた。ドローンは宙に舞い色鮮やかに輝きながら、隊列を組んで旋回。羽ばたく巨大な光の鳥や、月と星の共演、サンタやトナカイなどを次々と表現し、集まった町民らの歓声を誘った。
町認定こども園ほろんに通う野村優花ちゃん(6)は「お花が開いてきれいだった。また見たいな」といい、妹の陽花(はるか)ちゃん(3)は「お星さまがキラキラ飛んでて楽しかった」と笑顔を見せた。
会場では「とかちフレーズミュージック」(帯広、松山千紘代表)のプロデュースによる管内演奏家らのジングルベルの演奏なども披露された。前夜祭で丸山委員長は「町から感動を届けたかった」、竹中貢町長は「ショーを見て、特に子どもに関心を持ってほしい」とあいさつした。
期間中、演奏家が2、3人ずつ日替わりで登場し、ショーを彩る。ショーは毎日午後6時~同8時に開催。悪天候の場合は中止。問い合わせは道の駅かみしほろ(01564・7・7722)へ。(大健太郎)