福原、ネット宅配参入 ウォルト活用 道東初
スーパーマーケットチェーン・福原(帯広市、福原郁治社長)は29日、デリバリー大手「ウォルト」のシステムを活用し、市内4店を拠点にネットスーパー事業をスタートさせた。道東では初の試み。配送エリアは限定されるが、生鮮や総菜など2000以上のアイテムが店頭並みの価格で買えて、配送料も安いなどが特徴。ウォルトの配送エリアや店舗体制を見ながら対応地区を拡大させたい考えだ。
ウォルトはスマートフォンなどを通じ注文された商品を配送する。店から1キロ以内は配送料99円など安価な設定で、料理のデリバリー中心に全国に配達網を拡大。帯広でも今年8月にサービスが始まった。
ウォルト・ジャパンによると、注文から30分程度での配送を目指すQコマース部門を強化。道内ではセイコーマートやツルハドラッグなど、コンビニやドラッグストア、スーパーの登録店を増やしている。福原では消費者の利便性を高めるため、全国的にも進むネットスーパー事業への参入を模索。手数料は掛かるが、車や人、システム構築などの初期投資を極力掛けない方式としてウォルトへの加盟を決めた。
登録店舗はウォルトの配送エリアに合わせ、スタート時は西18条店といっきゅう店、西12条店、弥生店の4店に。ウォルトのホームページやアプリから会員登録して利用する。原則1回3000円以上の利用が条件。11月中にはすずらん台(音更)など3店も加わる予定。(佐藤いづみ)
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