ワーホリ参加者が浜の母さんの味堪能 広尾
【広尾】町の「ふるさとワーキングホリデー」に参加した3人の男女が20日、町内の主婦亀田妙子さん(68)の自宅を訪れ、秋サケ料理を学びながら交流を深めた。3人は本場のサケの味に触れ、感激の表情を浮かべていた。
亀田さん宅を訪問したのは、谷本陸さん(21)=福岡県=、酒井和樹さん(23)=千葉県=、浅利奈那さん(23)=東京都=の3人。町内の企業や酪農家に滞在し、就業しながら地方での暮らしを体験している。
亀田さんは、いわゆる「浜の母さん」。この日の朝に水揚げされた雌サケを用意し、魚のさばき方や筋子のほぐし方を手ほどきした。
サケはちゃんちゃん焼きにして試食、亀田さん特製のイクラしょうゆ漬け、タコのマリネなども食卓に並び、3人はおいしいひとときを過ごした。
谷本さんは「地元で食べるサケは最高。サケをさばくのも面白かった」、酒井さんは「サケの腹にあんなに卵が入っていてビックリ」と笑顔。
筋子ほぐしを体験した浅利さんは「卵をつぶしてしまいそうで怖かった。イクラは本当においしい」と話していた。亀田さんは「外から若い人がやって来て、交流するのは楽しい」と話していた。
3人の活動は、実施主体の「広尾町活き生きプロジェクト」のインスタグラムで紹介している。(能勢雄太郎)