スペースポート企業版ふるさと納税で10社に感謝状 大樹
【大樹】大樹町は12日、民間宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」の整備資金を寄付した管内外の企業に対し、感謝状を贈呈した。贈呈式は、町多目的航空公園の滑走路上で開かれた。
HOSPOのプロジェクトは4月から町内で本格始動。新しいロケット発射場整備や滑走路延伸を2023年度までに行う。費用は約10億円を想定、5億円を国の交付金、残る5億円は企業版ふるさと納税などを通じて年末までに集める。
同納税での寄付は6月末現在、14社・計1億9850万円に達している。
贈呈式に参加したのは、エア・ウォーター北海道(唐渡有代表)、宮坂建設工業(河原勝男専務)、萩原建設工業(萩原一利社長)、川田工業・カルテック(川田章博社長)、西江建設(西江靖幸社長)、奥原商会(奥原宏社長)、釧路製作所(羽刕洋社長)、ALSOK北海道(小松裕社長)、サンケミ(佐々木久利社長)の10社=かっこ内は贈呈式出席者=。
酒森正人町長が出席者一人ひとりに感謝状を手渡し、「大きな支援に感謝したい。射場整備へ意を強くした」とあいさつした。出席者は「地元でスペースポート整備が成功することを願っている」などとエールを送っていた。十勝毎日新聞社、竹川会計事務所、partyfactoryなど4社には後日、感謝状を贈呈する。(松村智裕)