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新得 トムラウシ温泉東大雪荘が道内唯一「岳人の湯」に

トムラウシ登山も紹介されている「岳人」の最新号を手にする小泉総支配人。玄関には「岳人の湯」の看板が掲げられている

 【新得】国内大手アウトドアメーカー「モンベル」(本社大阪)グループが発行する山岳雑誌「岳人」が選ぶ「岳人の湯」に今月、道内で唯一、トムラウシ温泉東大雪荘(新得町屈足トムラウシ)が登録された。東大雪荘は今年度、「国民宿舎」の冠を返上する一方、同社との結び付きを強化してイメージの刷新を狙う。

 「岳人の湯」は登山との結び付きが強い温泉を登録するプロジェクトで、同誌やウェブサイトで紹介される。定期購読者は入浴料の割引などのサービスが受けられる。

 東大雪荘はトムラウシ山(2141メートル)登山や大雪山縦走の拠点となっている。登録を受け、小泉弘明総支配人は「『岳人の湯』として登山者に心からくつろいでほしい。モンベルは全国にファンが多いので、トムラウシを知ってもらうきっかけになれば」と期待する。

 東大雪荘は2019年にモンベルとのコラボTシャツを発売して以来、同社との関係を深めている。昨年は宿泊客用のダウンの羽織を共同開発。4月からは従業員のエプロンやパーカーなどにも同社の製品を取り入れた。今後もマスクやサンダルなどの販売を計画している。

 小泉総支配人は「『国民宿舎』の古くさいイメージから脱却し、若々しいイメージの新生・東大雪荘を目指す」と強調。同社との関係強化はその一環で、「モンベルは若い層や女性、子どもにも人気が高い。新しいエプロンなどもお客さんから、かっこいいと評判」と話す。(丹羽恭太)

関連写真

  • 「モンベル」と「東大雪荘」のロゴが入ったパーカー

    「モンベル」と「東大雪荘」のロゴが入ったパーカー

  • 「モンベル」と「トムラウシ山」のロゴが入ったエプロン

    「モンベル」と「トムラウシ山」のロゴが入ったエプロン

  • 東大雪荘オリジナルのモンベルのエプロン(左)とパーカー(右)を身に着けるスタッフ

    東大雪荘オリジナルのモンベルのエプロン(左)とパーカー(右)を身に着けるスタッフ

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