ＪＡ陸別町青年部が最優秀賞 農業「３０秒動画」コンテスト
ＪＡ陸別町青年部の作品。空撮も使い、牛乳を届けるまでの生産者の取り組みを３０秒で表現した
道内のＪＡ青年部が農業に関する動画を作成する今年度の「動画で発信！農の魅力コンテスト」で、ＪＡ陸別町青年部（平野文弥部長）の作品が最優秀賞に選ばれた。十勝からの最優秀賞受賞は、前年度のＪＡめむろ青年部に続き２年連続。
道農協青年部協議会、ＪＡ道女性協議会の主催。２０１５年度から開催し、今年度は全道７３のＪＡ青年部が参加した。動画テーマは「農業農村の魅力を発信しよう！」。農業への興味や農村に来たいと消費者に働き掛けるような動画を３０秒でまとめた。
ＪＡ陸別町の動画は、牛乳がコップに注がれる場面から始まり、牛を飼養する風景などを盛り込んだ。画面の文字は「土づくり」「草づくり」「牛づくり」など最小限にとどめ、シンプルに表現。映像の美しさに加え、北海道らしい酪農の営みを表現した点が評価された。
動画撮影に携わった同青年部の菅野晃寛副部長は「最優秀はたまたまかもしれないが、目標にしていたのでうれしい。これからも生産現場の様子を消費者に伝える活動をしたい」と話していた。
優秀賞はＪＡきたみらい、ＪＡ北いしかり、ＪＡ苫前町が選ばれた。ＪＡ道女性協会長賞にはＪＡ帯広大正、ＪＡ道青協会長賞にはＪＡ木野が選ばれた。
ＪＡ陸別町の動画は１月末から２月までテレビＣＭで放映。十勝地区農協青年部協議会は同協議会のフェイスブックで、他の管内青年部が作成した動画も含めて公開している。
同協議会は「各ＪＡ青年部がさまざまな表現で農業や青年部活動を紹介している。オリジナリティーあふれる魅力的な作品ばかりなので、視聴してほしい」とＰＲしている。（中島佑斗）
ＪＡ陸別町青年部の作品。空撮も使い、牛乳を届けるまでの生産者の取り組みを３０秒で表現した
ＪＡ陸別町青年部の作品。空撮も使い、牛乳を届けるまでの生産者の取り組みを３０秒で表現した
