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寄付金付き供物でフードロス削減も 上士幌と鹿追の寺が取り組み

寄付金付き供物セットとフードロス削減の取り組みを始めた(右から)齊藤太器、祐基の両住職

 【上士幌・鹿追】上士幌町の総林寺(齊藤太器住職)と鹿追町の禅昭寺(齊藤祐基住職)は、賞味期限の長い加工食品の寄付金付き供物セットを寺側で用意、希望する参拝者に販売し、一定期間供えられ、引き取られない供物は福祉団体などに寄付する取り組みを始めた。募金で社会福祉に役立てると同時に、食べ物を無駄にしないための活動。齊藤太器住職(41)は「すべての食べ物を捨てないようにするのは難しいが、少しでも減らすことができれば」と話す。

 参拝者に購入してもらった金額の一部は赤い羽根共同募金に寄付する。供物は持ち帰ることを原則としているが、一定期間供えらたままの場合は寺側で供物を下げ、必要とする福祉団体などに提供する。

 両寺で住職を務める太器さんと祐基さん(36)は兄弟。共通の友人で、大安寺(室蘭市)副住職の岡部良道さんと、加工食品などの開発・販売を手掛けるノースファームストック(岩見沢市)取締役の早坂晋太郎さんがタッグを組み、寄付とフードロスの取り組みを企画。同社の加工品で供物セットを作り、原価に近い価格で寺院などに提供している。札幌や空知管内などの寺院でも実施する。

 両寺では、供えられた供物が傷んで捨てなければならないことに心を痛めていた。「食べ物は命をつくる大切なもの。少しも無駄にしてはいけないと修行中から身に染みついている」と太器さん。「供物はお供えした後、下げて自分たちで食べたり、他の人に分けて喜んでもらうことで供養になるので、持ち帰ってもらうのが基本」と言う。

 1000円(2タイプ)と2000円の供物セットを用意。太器さんは「代金は募金分と商品代なので、寺には1円も入らない。供物を買って供えるという、何気ない日常生活を送るだけで困っている人を助けられる、セーフティーネットの仕組みが広がるきっかけになれば」と話している。(平田幸嗣)

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