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高齢者向けワクチン、帯広にも先行配分 4月に1000回分 道が方針

 道は65歳以上の高齢者向けの新型コロナウイルス・ワクチンについて、帯広市など22自治体に先行配分する方針を固めた。4月下旬までに道に発送される22箱のうち、帯広市には1箱分(1000回分)のワクチンが配分される。

 先行して配分されるのは帯広市の他、札幌市、旭川市、函館市など医療圏域の中心となる22自治体。ワクチンは4月5、12、19日の週の3回に分けて道に届き、各地域に配分される。

 1000回分と限られた数のため、接種する対象は市などが協議する。帯広にワクチンが先行配分されることで、今後町村も含めた本格的な接種開始に向け、態勢や会場機能を確認する機会になる。

 帯広市の米沢則寿市長は開会中の3月議会(代表質問)で高齢者へのワクチン接種に関し、「当初は少量のワクチンしか供給されない見通しで、接種順位などの検討が必要」との見解を示していた。(中島佑斗)

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