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まちの声から「芽室は揺れていない? 震度計引っ越しで欠測中」

帯広測候所内にある震度計。管内では19市町村、28地点で観測している

 福島や宮城で震度6強を観測した13日深夜の地震では、十勝管内も広い範囲で揺れを感じた。帯広や音更は震度3、清水も震度2を観測。しかし、それらに近い芽室は震度が記録されなかった。「芽室町も揺れたのに…」。町内の読者から寄せられた疑問を調べた。

 「去年から地震があっても新聞やテレビに『芽室』が出ない。(観測地点が)帯広と一緒になってしまったのかと友達と話していた」。芽室町内で農業を営む40代の男性はそう話す。揺れを体感しても震度が発表されず、不思議に思っているという。

 震度は、各地の震度計が揺れを感知して表示する。管内では帯広測候所をはじめ19市町村の28地点にある。気象庁の7地点の他は、道と防災科学技術研究所(茨城)が設置し、同庁が集約して発表している。

 気象庁のデータを見ると、確かに13日午後11時7分に福島県沖で起きた地震では、管内全域で震度1~3を観測したが芽室だけは記録がなかった。十勝南部を震源とした1月15日の地震でも芽室の発表はない。

 なぜ震度が出ないのか-。帯広測候所に問い合わせると、町役場庁舎の建て替えに伴い、「昨年10月30日から観測を停止している」。芽室には道が震度計を置いていて、場所は芽室町東2条の町役場の敷地内。ただ昨年10月からは、新庁舎側に移すために一時取り外していた。すでに取り付けは終了したが、町は「周辺工事の振動で影響が出る可能性があるので、まだデータは公表していない」(総務課)と説明する。

 こうした事情を知らない町民からは、「観測しているのでしょうか? 不思議です」といった声が町役場にも届いた。町はホームページなどで状況を報告。震度を基準にする町職員の災害対応については、「近隣市町村の震度を見て防災体制を整える」としている。

 周辺工事の工期は2月末。設置者の道は「工事の影響で計測していないと聞いている。もう少し早く終わると思っていたが」(危機対策課)とし、工事終了後に観測を再開する予定。欠測中の震度について、札幌管区気象台地震火山課では「近くの自治体の震度も大きな違いはないと考えられるので、そのデータを参考にしてほしい」としている。(安田義教)


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