「ごみ収集いつもありがとう」作業員に市民が感謝のメッセージ
「いつもありがとうございます」「大変な時期ですが体調に気をつけて」-。
新型コロナウイルスの感染リスクにさらされながら家庭ごみの収集作業に従事する帯広市職員に対し、市民から感謝のメッセージが続々と届いている。
コロナ禍の外出自粛を背景に家庭での巣ごもり消費が拡大。これに伴い市内のごみ排出量も増加傾向で推移している。作業員は増加するごみ収集の対応に加え、感染リスクの不安を抱えながらの作業に疲労が重なっている。
手紙のほか、収集ごみ袋に貼り付けられたものを職員が保管しているケースもあり、ねぎらいの言葉が並ぶ。メッセージは職員が出勤時に見られるよう職場に掲示している。
市は「温かいメッセージに励まされ、職員のモチベーションも高まっている。今後も感染症対策を徹底しながら収集作業に努めていく」(清掃事業課)としている。
収集作業などでごみを扱う市職員や廃棄物処理業者の感染症対策として市は、鼻水などが付着したマスクやティッシュなどを捨てる際は、袋をしっかり縛って封をするなど、家庭ごみの捨て方のポイントを市のホームページで周知している。(岡田優人)