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「とかち太郎」収穫 川西長いも全量新品種

地中から手作業で次々に掘り出されるナガイモ(1日午前10時40分ごろ、帯広市基松町。小山田竜士撮影)

 十勝管内9JAで生産するブランドナガイモ「十勝川西長いも」の収穫が1日始まった。今年から全量が新品種「とかち太郎」に切り替わり、大きく育ったナガイモが次々と掘り出された。

 今年は9JAの267戸(551ヘクタール)で作付け。「とかち太郎」は従来品種より直径が1センチほど太く、JA帯広かわにし管内の10アール当たり収量は4282キロと、前年比約10%増を見込む。通年出荷のため、秋に60%ほどを掘り出し、残りを来年春に収穫する。

 1・7ヘクタールで作付けする帯広市基松町の八代和樹さん(36)の畑では、午前7時半ごろから家族ら8人で収穫を開始。重機で掘った約1メートルの深さの溝から、ナガイモを次々と掘り出した。

 八代さんは「『とかち太郎』は一回り太く、収量が期待できる。粘りや甘みのあるナガイモになった」と話していた。

 同JA管内のナガイモ収穫作業は、22日ごろまでを予定している。(中島佑斗)

関連写真

  • 地中から手作業で次々に掘り出されるナガイモ(1日午前11時ごろ、帯広市基松町。小山田竜士撮影)

    地中から手作業で次々に掘り出されるナガイモ(1日午前11時ごろ、帯広市基松町。小山田竜士撮影)

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