大きく育って ビート山積み
十勝管内で砂糖の原料になるビートの収穫作業が始まっている。丸々と大きく育ったビートが、土の中から掘り出されている。
帯広市豊西町の大家庸平さん(33)の畑では5・7ヘクタールで作付け。収穫作業は9日午前6時半ごろから始まり、夕方には畑に掘り出されたビートが山積みになった。
大家さんは「収量はありそうだが、水っぽいとも聞くので糖度がどうなるか」と話していた。
十勝総合振興局が公表する1日現在の農作物生育状況によると、ビートの根周は平年並みに生育。ただ9月中~下旬に降雨が多かったことや寒暖差がつきにくかったことから、糖度は昨年より低い予測もある。
管内の製糖工場では、日本甜菜製糖芽室製糖所が12日に製糖を開始。同様に北海道糖業本別製糖所は13日から、ホクレン清水製糖工場は19日から開始する。(中島佑斗)