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帯広地方卸売市場が通販サイト開設 目利きの商品ずらり

PB商品を前に、「販売強化につなげたい」と話す太田取締役

 帯広地方卸売市場(高橋正行社長)は、新たに自社専用の通販サイトを開設した。同社のオリジナル品や職員の目利きで選んだ生鮮品などを販売している。

 通販サイトを運営する「ストアーズ・ドット・ジェーピー」(東京都)のサイト内に、専用ページを設け、7月中旬から運用を始めた。

 市場で昨年商品化した本別産のみそや日本酒「十勝晴れ」の酒かすなどを使った魚加工品「市場直送」シリーズ、古くからある帯広市場特製ジンギスカン、帯広物産協会が監修した今年の新商品「市場の肉まん」、など25品を販売する。

 開始直後は、サイト開設記念で刺し身盛り合わせ(来店引き替え、現在休止中)を格安提供し、約10件の利用があった。サイトはオリジナル品と水産、特選などに分類されている。

 6月の市場法改正で第三者販売禁止の条項が原則廃止となり、卸間の競争も厳しくなるとされる。太田茂夫取締役は「コロナ禍で食品販売の多様化は進む。伸びしろが期待できる通販部門を今から育てていきたい。今後もオリジナル品や市場ならではの目利きの商品を、送料を工夫した形で提供できるよう進めたい」と話す。問い合わせは同市場食品関連センター(0155・37・2500)へ。(佐藤いづみ)

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