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口元見え「授業分かりやすい」 帯広聾学校が透明マスクなど導入

生徒間についたてを置き、フェースシールドを着けた教員から英語の授業を受ける生徒

 新型コロナウイルス対策でマスク着用が定着する中、帯広聾(ろう)学校(菅野弘尊校長)では、聴覚障害のある子どもたちに配慮し、口元が見える透明なマスクやついたてを使っている。児童・生徒からは「話している内容が分かりやすい」と好評だ。

 同校は幼稚部から中学部に20人が在籍。手話以外にも、相手の口の動きや表情がコミュニケーションを取る上で大切な要素となっている。

 子どもたちに授業内容を伝えるため、教員たちは透明マスクを着用。顔全体を透明のシートで覆い、飛沫(ひまつ)拡散を防ぐ「フェースシールド」も地域ボランティアから50個の寄贈を受け、幼稚部を除く児童・生徒と教職員に配布した。

 さらに校務員2人が飛沫拡散を防ぐアクリル板を使ったついたてを手作り。英語の授業などで、生徒間に設置し、マスクを外してコミュニケーションを取ることに役立てている。

 中学部2年の高橋彪眞(ひょうま)さんと新谷理央奈さんは「普通のマスクより、口元が見える透明の方が授業がよく分かる」と満足そうに話す。(高田晃太郎)

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