大樹町の生花苗沼で年に一日の特大シジミ漁
泥をかき分け、特大シジミを掘り出す漁業者(15日午前5時20分ごろ、大樹町生花苗沼で。金野和彦撮影)
【大樹】大樹町の生花苗沼(オイカマナイトー)で15日、年に1日だけのヤマトシジミ漁が行われた。漁業者は殻の大きさが5センチ以上にもなる特大シジミを、泥の中から手探りで掘り出した。
大樹漁協(神山久典組合長)は資源保護のため、2008年から同漁を年1回に制限している。このため、漁当日は養分をたっぷり蓄えたシジミを採取できる。昨年は1日で約2850キロを水揚げした。
この日は、事前に砂壁を崩して水位を低下させた沼に、午前4時ごろから漁業者約80人がゴムボートなどを引いて入った。重たい泥をかき分け、大きなシジミを次々と探し出した。
80代の女性漁業者は「泥の中での作業は大変だけど、この漁は年に1度の楽しみ。みそ汁や酒蒸しでおいしく食べてほしい」と話した。特大シジミは、町内の道の駅コスモール大樹などで販売される予定。
(松村智裕)
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シジミ漁をする漁業者(15日午前5時20分ごろ、大樹町生花苗沼で。金野和彦撮影)
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