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ゼロゼロ融資急増 大わらわ 信用保証協帯広支店 5月申し込み761件

至る所でゼロゼロ融資など新規承諾の書類が山積みとなり、総出で処理にあたる支店職員ら(右が国分支店長)

 新型コロナウイルスで影響を受けた企業に対する民間金融機関を窓口とした国と道の「実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)」が始まって1カ月余りが経過した。各金融機関から申し込みなどが集中する道信用保証協会帯広支店(国分敬之支店長)には5月だけで761件134億7300万円分の保証承諾(新規融資保証)があり、その約9割がゼロゼロ融資関連だった。今月が申し込みピークとも言われ、支店職員らは日々作業に追われている。

 保証協会は中小企業・小規模事業者が金融機関から資金調達する際、信用保証をつける法に基づいた公的機関。ゼロゼロ融資は、新型コロナで売り上げが落ちた中小企業者が対象で、最大5年間支払い据え置き、条件を満たせば、当初3年間は無利子となる特別措置。国と道から各3000万円以内の融資枠があり、5月から民間金融機関で申し込みが始まったが、いずれも同協会の保証が必要となる。

 同支店によると、新型コロナの影響で3月から運転資金などのため、新規保証の申し込みが増え始め、4月は303件33億4800万円で前年比約3倍(金額ベース)に。5月は単月ベースでは、リーマン・ショック直後に急増した2008年12月(629件、86億7500万円)を大きく超えた。

 ゴールデンウイーク以降、1日50~70件が寄せられ、多い日で100件台の日もある。今月に入っても同様の状況が続いている。国分支店長は「全道、全国的だが、過去に経験したことのない忙しさ。平均4日ほどで承諾処理しているので、9人の支店職員総出で効率的な作業工程で審査にあたっている。今月がピークだと思っているが、地域事業者のため頑張っていきたい」と話す。(佐藤いづみ)

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