栄養満点 一番牧草 収穫始まる
【幕別】管内の牧草畑で、今年最初に刈る「1番牧草」の収穫が始まっている。
牧草は6月中旬ごろと8月下旬ごろの年2回収穫することが多い。この時期に収穫される1番牧草は、生育期間が長く確保されるため栄養価が高い。十勝総合振興局農務課は「今年は雨が少ないが牧草の生育に大きな影響はなく、おおむね順調」とする。収穫後の1番牧草は発酵させて、秋に乳牛に与えられる。良質な牧草が乳量の多さにもつながる。
町内12戸410ヘクタールの収穫を請け負うJA幕別町のコントラクター(農作業受委託組織)では、9日に作業をスタート。10日午前の町相川の畑では、初めにトラクターで牧草「チモシー」を刈り、ハーベスターで14ミリ前後に裁断してダンプに積み込んだ。作業は今月末ごろまで続く。
同JA購買部コントラ課の楽山稔課長は「作業事故がないように進めていきたい」と話していた。(中島佑斗)
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