音更中がダンス動画を配信 生徒の運動不足解消に
【音更】音更中学校(杉本聡校長、生徒257人)は、音更大袖振大豆のキャラクター「おおそでくん」とコラボレーションしたダンス動画「おおそでくんダンス」を同校のホームページ(HP)で配信している。
新型コロナウイルスの影響で薄れつつある生徒と学校のつながりを保ち、運動不足の解消にもつなげてもらおうと、同校の千葉孝司教諭ら9人で制作した。
動画で使われている音楽の歌詞は千葉教諭、メロディーは高瀬悟史駒場小校長が6年前に考えたもの。音更中では昨年から昼休みの校内放送などで使われ、生徒にとってなじみ深い。
また、ダンスを指導する中川りなさん(札幌市在住)が振り付けを担当。英語の学習に役立てようと、同校の山本由佳教諭が英訳した歌詞も表示される。
分散登校中の生徒からは「(動画を)見たよ」といった声が学校に届いており、生徒と教諭の間のちょっとした話題に。千葉教諭も「帰属意識を高めてもらえれば」とし、新1年生には学校に愛着を持ってもらい、在校生には学校を思い出すきっかけになることを期待している。
「おおおそでくん」の著作権は町食のモデル実行協議会にあるため、同校は「おおそでくんダンス」の公認を同協議会事務局の町に申請している。町は「完成度の高い仕上がり。今後、町のイベントなどで生かしていければ」と検討している。(長瀬聡美通信員)