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タクシー テークアウト食品を配達 新型コロナで特例措置

テークアウトの料理を運ぶ際、「非営業」など通常運行と異なることを明示する必要がある

 タクシー事業者は5月13日までの期間限定で、飲食店の依頼を受けた配達を行えるようになった。新型コロナウイルスの感染拡大によるテークアウト需要の高まりを踏まえての特例措置。状況によって期間を延長する可能性もある。既に複数の十勝管内のタクシー事業者が興味を示しており、近く帯広運輸支局に許可申請を提出する方向だ。

 赤羽一嘉国土交通相が21日明らかにした。飲食店とタクシー事業者が宅配契約を結ぶことは、貨物運送に当たるため認められていなかった。利用者は、店とタクシー事業者への2回に分けた連絡は不要になり、タクシー会社と連携した飲食店を窓口に配達を依頼できるようになる。大きく減収するタクシー業界の下支えとなる可能性がある。

 配達料金は、飲食店とタクシー会社間の協議で自由に決められる。食品の輸送中は通常のタクシー営業と区別する必要があり、車両前方の表示板に「貨物」と掲示するか、電光掲示板に「非営業」と表示する。

 23日正午時点で、十勝管内で認可されたタクシー会社は7社、申請中は1社。

 認可されたTKタクシー(帯広)は、依頼を受けテークアウトの料理や薬などを受け取りに行く「便利タクシー」のサービス内容を見直す。料金は1キロ500円を軸に検討している。新型コロナウイルス収束後も長期的にテークアウトを手掛ける飲食店との契約を目指している。認可済みの大正交通(帯広)は、市内中心の飲食店約10軒と料金などを協議し、加盟店契約を結ぶ。

 ワインタクシー(池田町)も認可されていて、同町内の飲食店と料金など細部を協議する予定。(本田龍之介)

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