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12月分の農業共済6億4100万円 被害少なく大幅減

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 十勝農業共済組合は、2019年12月支払い分(小麦、一部豆類、ジャガイモ、タマネギ)の共済金額をまとめた。18年12月分より約30億円減少し、約6億4100万円だった。JA取扱高が過去最高を記録するなど、全般的に好調だった1年を反映した。

 共済金は基本的に12、1、3、5、8月に支払われ、19年12月分は昨年12月26日に支払われている。対象作物すべてが被害を受けた場合の共済金額に対する、実際の支払金額の割合「金額被害率」は麦で0・7%、その他畑作物は1・6%となっている。

 小麦を中心とする麦は2億3800万円。春先は少雪に伴う被害も見られたが、その後は天候に恵まれて順調に生育、収穫もスムーズに進んだ。共済金を支払った農家戸数は267戸で、加入農家の7・9%。

 その他の畑作物は4億300万円。極端な被害はなかったが、7月上旬の日照不足で枝豆の実がうまく入らない状況だったほか、ジャガイモやタマネギも一部で低温の影響があった。支払農家戸数は528戸で、加入農家の20・9%。

 小豆やインゲン類は今回から、ほ場調査による「半相殺方式」と実際の出荷量を調査する「全相殺方式」(損害評価)を選択できるようになり、対象となる農家の約85%が後者を選択。この分は5月に仮払いになるため、12月分が減った一要因となった。

 同組合は「日照不足で一部豆類が影響を受けるなど心配な面はあったが、全体的に大きな被害はなかった」としている。(中島佑斗)

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