アイスパークで元五輪選手がスケート教室
帯広市西2南11の駅北多目的広場内にあるスケートリンク「TOKACHI ICE PARK」で11日、2010年のバンクーバー五輪スピードスケート日本代表の出島茂幸さんによるスケート教室が開かれた。
このリンクは、有志でつくる実行委員会が冬の中心市街地のにぎわいづくりを目的に造って3回目。商業ビルやマンションに囲まれた広場に、約640平方メートルのリンクを設けて無料開放している。
出島さんは現在、帯広を拠点に幼児から小学校低学年までを対象にしたスケート教室を主宰。スピードスケートのトップ選手や指導者の育成などにも携わっている。より多くの子どもたちにスケートの楽しさを伝えようと同リンクで毎年無料で教室を開催。この日は約20人が参加した。
出島さんはスケートの基本姿勢や真っすぐ進む方法を伝授。子どもたちと手をつないで一緒に滑って教えた。帯広市の村上星夏ちゃん(5)は「立って滑ることができて楽しかった」と笑顔。出島さんは「十勝のスケート文化を守るために競技人口やスケートファンを増やせれば」と話していた。
リンクは2月ごろまで開放予定。平日は午後1時~同7時、土日・祝日は午前10時~午後8時。スケート靴のレンタルは1回500円。(沖田唯可)