小学6年生が手話検定3級に合格 音更
【音更】緑陽台小学校(森本聡校長、児童150人)6年生の菊池和奏さん(12)が、全国手話検定3級に合格した。母の有佳子さんが聴覚にハンディがあることから、「お母さんと会話したいという思いで頑張った」と話している。
和奏さんは、新得町で7月に行われた「第14回全国手話検定試験」を受験。2回目の挑戦で合格を手にした。姉の琴音さん(14)=共栄中2年=も昨年に3級を習得している。
3級は一般的に「ろう者と積極的に会話しようとする態度を持ち、日常の生活体験や身近な社会の体験を話題に手話ができる」レベル。試験では、画面に提示される手話を見てマークシートに解答を記入する「手話の読み取り」と、テーマに基づいたスピーチなどの「個人面接」に臨んだ。
菊池さん親子は「とにかくうれしい。よりコミュニケーションを持つことができる」と喜んでいた。(長瀬聡美通信員)