夕暮れコーラ シントク塚田農場で好評 予想上回る出荷に品薄気味
道産のてんさい糖などを使ったオリジナルクラフトコーラ「十勝夕暮れコーラ」の人気が高まっている。4月の完成直後は、十勝管内の飲食店での提供が大半だったが、7月からは首都圏と関西で展開する居酒屋チェーン「北海道シントク町 塚田農場」での提供が始まったため、品薄状態が続いている。
「北海道シントク町-」は塚田農場などの飲食チェーンを展開するエー・ピーカンパニー(本社東京)の飲食事業の一つ。同社は全国6カ所で地鶏を生産。2011年から新得町の同社養鶏場でも生産を始めた。首都圏、関西で11店舗展開する「北海道シントク町-」ではブランド鶏「新得地鶏」のほか、夢想農園(士幌町)の白カブや、なまら十勝野(芽室町)のトウモロコシなどの十勝産野菜を含む道産食材を提供している。
十勝夕暮れコーラの提供は同店で開催中の十勝フェア(7月17日~9月30日)で炭酸割り(以下税別、500円)、ジンジャーハイボール(580円)、ジンコーク(同)の3種。エー・ピーカンパニーによると既に約1100杯売り上げており、想定の約2倍のペースだという。同社は「フェア終了後も定番メニュー化を視野に入れて検討したい」としている。
十勝夕暮れコーラプロジェクトのメンバーの一人、真浦綾子さん(43)は「想定よりも早い売れ行き。多くの方に楽しんでもらえるよう今後の展開を考えたい」と語る。
十勝夕暮れコーラは管内約10カ所の飲食店のほか藤丸や音更町のハピオ木野などでも販売している。(本田龍之介)