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水面に鮮やか火の扇  十勝港海上花火 迫力の6000発

海面を鮮やかに染めた迫力の花火(新井拓海撮影、12秒露光)

 【広尾】広尾町の夏を盛り上げる「第64回十勝港まつり」(まつり協賛会主催)が3日、十勝港で開かれた。「第31回十勝港海上花火大会」では計6000発の花火が夜空や海を彩り、約1万9000人の来場者を楽しませた。

 管内唯一の「海上花火」では、昨年引退した山岸國夫船長(80)に代わり、広尾漁協エゾバイツブ篭(かご)漁業部会(関下啓史郎部会長)が操船を担当。船が移動しながら海面に設置し、直径が最大200メートルにもなる扇状の花火に歓声が上がった。音楽やレーザーとともに迫力ある花火も打ち上げられた。

 広尾町出身で札幌市の公務員山田綾さん(32)は昨年に続き、ふるさと納税返礼品の招待席を利用。父母ら家族6人で観賞し、「広尾ならではの海上花火が好きで、今年もすごく良かった」と満喫していた。

 まつりはこのほか、海上自衛隊の掃海母艦「うらが」一般公開、YOSAKOIソーラン演舞、ポートバザールなどでにぎわいを見せた。(松村智裕)

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