年末年始の道東道、通行止めが大幅増 ネクスコまとめ
道東自動車道の2018年の年末年始(12月28日~1月6日まで)の通行止めの回数は、前年より3倍増の18回だったことが分かった。路面状況が例年より悪く、トンネル内の事故も多発し、上下線で通行止めとなる件数が多かった。
ネクスコ東日本道支社管轄の千歳恵庭ジャンクション(JCT)-本別インターチェンジ(IC)・足寄IC間の集計。同じ原因で上下線が通行止めとなった場合は、まとめて1回と数えている。
同支社によると過去2年の同期間の通行止めは16年が4回、17年は6回だったが、18年は大幅に増えた。原因の内訳は事故が14件、雪が2件、故障車が1件などとなっている。
18回の通行止めのうち、上下線とも通行止めになったのは14回。トンネルでは事故が5件発生し、うち3件は対向車線のはみ出し事故だった。トンネル内で事故が発生すると上下線とも通行止めにしており、トンネル事故の多発が、上下線で通行止めが多くなった原因になった。区間別ではトマム-占冠間が5回と最も多かった。
同支社によるとこの年末年始は気温の低下に伴い、路面凍結の箇所が多く、事故が多発したと考えられている。
暫定2車線の道東道は中央がゴム製のラバーポールのみで区切られている区間が大半で、同支社は「制限速度を守り、時間にゆとりを持った運転をしてほしい」と呼び掛けている。(中島佑斗)
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