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開町150年記念「おもてなし弁当」決定 広尾

レシピを考案・調理した広尾高生と審査員ら

 【広尾】開町150年を記念して町が募集した「おもてなし弁当」の最終審査が19日、町健康管理センターで開かれ、地元の海産物をふんだんに使った主菜2品、副菜3品が決定した。いずれも広尾中、広尾高の生徒が昨年度に考案したレシピで、同高3年生が改良した。来年3月10日に同センターで表彰式と試食会が開かれ、町民に披露される。

 おもてなし弁当事業は、地産地消や食による健康について理解を深めてもらおうと企画。募集には計15品のレシピが寄せられ、書類審査を通過した主菜3品、副菜4品が今回の審査に進んだ。

 田中靖章副町長、菅原康博教育長、町食育推進委員会の神野梢委員長ら10人が審査員として試食し採点。調理した同高3年生12人が審査を見守った。

選ばれた5品。(前列右から時計回りに)「ピーマンに鮭詰めてみました」「タラと野菜のYummyしゅうまい」「ジャーマンつぶ」「広尾の恵みナムル」「ふわっと磯香る、かにとふのりの彩りサラダ」

 審査員は「どれもおいしくて甲乙付けがたい」「工夫が素晴らしい」などと講評。審査の結果、主菜は「タラと野菜のYummyしゅうまい」「ピーマンに鮭詰めてみました」、副菜は「ジャーマンつぶ」「広尾の恵みナムル」「ふわっと磯香る、かにとふのりの彩りサラダ」の計5品に決定した。

 レシピは昨年度、中高一貫授業の中で「開町150年にちなんだ料理」としてグループごとに考案。約50種類の中から厳選し、改良を重ねた料理が今回選ばれた。

 「ジャーマンつぶ」などを担当した同高3年の中里祥さん(18)は「評価されたのはすごくうれしい。来年3月の試食会で、広尾の人たちにぜひ食べてもらいたい」と笑顔を見せた。選ばれた5品は同センターが作成している「ご当地レシピ集」にも掲載される。(松村智裕)

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  • 高校生から話を聞きながら、料理を試食する審査員

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