155万6000戸で送電 北電
【札幌】北電が発表した7日午後3時現在の送電戸数は155万6000戸となり、当初の約295万戸の停電から半数以上回復した。
北電は7日午後0時半から同社で記者会見した。地域内でも場所によって停電が解消しているところとそうでないところがある点について、病院や交通、通信、報道機関、水道、ガス、官公庁などの公共機関、避難所、その他重要施設への供給回線を優先的に行っており、その回線に含まれているところから解消されていると説明した。
電力需要のピークは380万キロワットを見込んでいるが、確保できる供給力は313・6万キロワットで、北電は節電を呼び掛けている。「1週間以上は需要に見合う供給量を確保できない」としているが、土砂崩れのあった地域以外は数日で停電が解消される可能性があるとした。(津田恭平)