管外からの集客狙いPR強化 とかちマルシェ
十勝最大の食と音楽のイベント「とかちマルシェ」(31日~9月2日)の推進協議会は、管外にも十勝の魅力を発信し、来場客を呼び込もうと広報活動を強化している。今年から新たにJR北海道の協賛を得て、札幌駅をはじめ道央圏の各駅にポスターを掲示するなど、より多くの来場を目指す。
2011年に始まったとかちマルシェは、昨年は3日間で9万8000人の来場者を記録する秋の一大イベントに成長。協議会が実施したアンケートでは、昨年は約8割を管内の来場客が占めた。今年は一層の集客を図るため、管外からの呼び込みに乗り出した。
同協議会は、札幌や新千歳空港、室蘭、苫小牧など十勝管内を含むJR北海道の50駅にポスター約5000枚を送付。札幌駅では、開催1週間前から構内のデジタルサイネージ(電子看板)でもポスターを掲出する。JR北海道は9月末まで帯広-札幌間の特急列車「スーパーとかち」でインターネット申し込み限定の新たな割引制度も実施しており、イベントとの相乗効果も期待される。
また、初の試みとして来場者アンケートで得られたデータを基に、年代や性別などターゲットを絞ることができるフェイスブックにも広告を掲載。この他、札幌テレビ放送(STV)でもCMを放映するなど複数のメディアを活用し、多角的な広報活動を繰り広げる。
同協議会は「管外からもお客さまを呼び込み、地元のイベントをより盛り上げていきたい」としている。
(長谷川正人)