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8月に「市場まつり」5年ぶり復活 特製海鮮丼も限定販売

目玉の特製海鮮丼を手に、まつり復活をアピールする(左から)黒川組合長と太田取締役

 帯広地方卸売市場(帯広市西21北1、高橋正行社長)で8月26日、「市場まつり」が5年ぶりに開かれる。毎回約1万人の来場者を集めた人気イベントの復活となる。復活記念として「特製海鮮丼」を数量限定で格安販売、その購入者を対象にしたお楽しみ抽選会も目玉だ。

 主催は帯広地方卸売市場と同市場買受人組合(黒川義雄組合長、69人)。「市場」を身近に感じてもらおうと2001年から年1回開催してきたが、「マンネリ化」などを理由に13年を最後に中止していた。

 昨年就任した高橋社長の「長年十勝で商売させてもらっている。毎回約1万人が来てくれる人気イベントを再び開き、地域に還元したい」との思いを受け、内部で検討を進め、新年度に入り復活を決めた。

 開催時間は午前9時~午後1時。人気だった生マグロの解体実演や、ゆでガニ販売、管内JAによる野菜の直売コーナー、競り体験、帯広物産協会会員による出店などを展開する。ヒップホップダンスのステージイベントもある。

 中でも、買受人組合が担当する「特選海鮮丼」の販売は初の試み。本マグロ2切れ、ボタンエビ2尾など8種類の具が入ったもので700円。300食の限定で、「市場の食堂で出している海鮮丼をさらにグレードアップして価格も安く設定した」と太田茂夫取締役(魚担当)は話す。お楽しみ抽選券付きで、海産物や果物などが当たる。

 黒川組合長(音更、クロカワ社長)は「十勝の食を預かっている市場。多くの皆さんに役割を知ってほしいし、会場に来てほしい」と話している。問い合わせは同市場(0155・37・3333)へ。(佐藤いづみ)

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