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世代を超えて愛される名店 江戸前すし「友」 まちマイ西陵編

「配達先でお客さまと話すのもうれしい」と藤平孝征店長(折原徹也撮影)

 多世代にわたり住民に愛されている地域の名店が西陵地区にある。宅配専門の江戸前すし「友」(西18南3、藤平孝征店長)もその一つだ。

 2代目の藤平店長(48)の父悦明さん(70)さんが30年以上前に西陵地区内で創業。4年前に現在地に移転した。開店当初からの常連も多く、創業時は子どもだった客が、今では親になり、家族ですしを囲む。世代を超えて愛される店だ。

 おいしさの秘訣(ひけつ)は、化学調味料を一切使わず自然な味付けの酢飯でつくるシャリ。帯広地方卸売市場で仕入れた新鮮なネタを載せた特上にぎり(9貫、750円)や、竹内養鶏場(音更)のこだわりの卵を使った太巻き(400円)、昔ながらの味わいが楽しめるいなりずし(8個、380円)が人気。

 贈答品を扱う仕事をしていた悦明さんが、シャリを握る機械が新しく開発されたのを機に、当時珍しかった宅配のすし店を始めた。安い値段で手軽にすしが食べられると、店は繁盛。母の和子さん(72)は「配達が追いつかず、お客さまに怒られることもしょっちゅうだった」と振り返る。

 多忙を極める中、高校卒業後東京で働いていた孝征店長も、帰郷して店を手伝うように。「最初は嫌だった」と苦笑しながらも「『うちじゃなきゃダメ』と言ってくれる声もあり、できるだけ長く続けたい」と目を細める。

 午前11時~午後7時。火曜定休。(電話)0155・33・0227(長谷川正人)

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