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犬入店OKのカフェ「ちょここ」オープン 幕別初

「ワンちゃんと一緒に遊びに来てほしい」と話す中川店主

 【幕別】犬と一緒に入店できる町内初のカフェ「ちょここ」(町札内みずほ町143)がオープンした。札内出身の中川かおり店主(32)は動物病院の看護師などを経て、念願だった自分の店を持った。「人もワンちゃんも自分の家の感覚で遊びに来てほしい」と犬向けの「わんこメニュー」も用意し、早くも愛犬家の憩いの場となっている。

 中川さんは帯広市生まれで幼少時に札内へ。札内南小、札内中、帯広南商業高を卒業。札幌の専門学校で動物看護師の資格を取得した。札幌市内の動物病院で5年ほど勤めていたが、専門学校時代に実習で訪れたドッグカフェの魅力が忘れられず「自分でお店をやってみたい」と一念発起。25歳で帯広に戻った。

 居酒屋でのアルバイトで料理の腕を磨いたほか、犬が入店できる芽室町のカフェ「ボタン」で5年間働き、並行して帯広市のカフェ飯屋「ひっさん家」でデザート作りなどを担当。昨年5月に札内の中古2世帯住宅を購入し、1階を改修して4月16日に開業した。

 店はカントリー調のアットホームな内装。各席には犬用リードフックが付いている。調理は中川店主が担当。特製の「ちょここプレート」(1350円)やスイーツが充実し、ドイツ風パンケーキ「ダッチベイビー」の料理などもある。

 「わんこメニュー」はパン(150円)、シチュー、うどん(各300円)を用意。塩分はほとんどなく、カカオやチョコレートの代用品としてキャロブパウダーを使用している。中川店主は「ペットを飼ってない人も気軽に来てほしい。ワンちゃんがいることで知らないお客さん同士の壁がなくなり、仲良くなってくれるのがうれしい」と交流を歓迎する。

 店名は長年飼っていて、ともに昨年亡くなった犬の「ちょこ」と猫の「ここ」にちなんだ。「あの子たちがいたから、ペットと入店できる店を開こうと思った。今も私の夢と一緒に生き続けています」と話している。

 犬を入店させる場合は事前に排せつを済ませるか、マナーベルト着用が望ましい。猫の入店は不可。営業は午前11時~午後9時。金曜定休。問い合わせは同店(0155・94・3485)へ。(松村智裕)

関連写真

  • 店の入口前に立つ中川店主

    店の入口前に立つ中川店主

  • 「ダッチベイビー」の料理

    「ダッチベイビー」の料理

  • 店内の様子

    店内の様子

  • 店内の様子

    店内の様子

  • 店内の様子

    店内の様子

  • 「ワンちゃんと一緒に遊びに来てほしい」と話す中川店主

    「ワンちゃんと一緒に遊びに来てほしい」と話す中川店主

  • 「ワンちゃんと一緒に遊びに来てほしい」と話す中川店主

    「ワンちゃんと一緒に遊びに来てほしい」と話す中川店主

  • 「ちょここプレート」

    「ちょここプレート」

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