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音更産冬至カボチャの大福好評 ハピオ木野

「かぼちゃ大福」を手にする生産者の関根さん(左)とハピオ木野の鳥海部長

 【音更】町内のスーパーハピオ木野(石田晴久店長)で町産の冬至向けカボチャをあんに使った「かぼちゃ大福」が販売され、人気商品となっている。冬至向けカボチャはJA木野(清都善章組合長)が今年度から出荷を本格化させており、同店では「音更産野菜の新たなブランドにしたい」とPRしている。

 カボチャは「蔵の匠(たくみ)」と呼ばれる冬至向けの新品種。同JAが2016年に試験栽培を開始、17年には5戸が約1・6ヘクタールで栽培した。今季に店内や帯広、関東の市場に出荷したところ、引き合いが相次いだ。

 冬至に使うカボチャの多くは国内の暖かい地域産か外国産が多く、道内産は年の瀬にかけて品薄になる。

 ハピオでは「地元産にこだわる店として、冬至向けカボチャを広くPRしたい」(鳥海正行生活事業部長)として、かぼちゃ大福を販売することにした。

 小豆あんに町産冬至カボチャを練り込んだ特製のあんで、製造は札幌の製あん業者に依頼。1月下旬から1個130円で販売を始めたところ、買い求める客が多く、「反響は上々」(鳥海部長)という。同店ではこれまで、町産光黒大豆を使った「黒豆大福」と中札内産枝豆を使った「枝豆大福」を販売しており、大福シリーズの第3弾。

 あんの素材を提供している関根拓治さん(33)=町下士幌北2線、JA木野青年部書記=は今年度、「蔵の匠」を0・6ヘクタール栽培し、約10トンを収穫。「9月中旬に収穫後、11月末の出荷まで、ビニールハウスの中で換気しながら貯蔵すると糖度が増す。糖度は18度前後と一般の品種に比べ高く、皮も軟らかい。ホクホクとした食感で色味も良い」とPR。鳥海部長も「多くの町民に音更でも冬至カボチャを生産していることを知ってもらいたい」と話している。(鈴木裕之)

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