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人生の節目を美しく 成人式前撮りがピーク

成人式を前に記念撮影を行う来店客(京屋呉服店で、後藤貴子撮影)

 来年1月の成人式まで1カ月を切り、帯広市内の呉服店や写真館では、晴れ着姿を事前撮影する「前撮り」がピークを迎えている。華やかな振り袖に身を包んだ新成人の女性やその両親など、各店は家族連れらで連日にぎわっている。

 京屋呉服店(西1南9、宮本隆夫社長)では、来年の成人式が例年より早いこともあり、年内は31日まで営業を続ける。振り袖はレンタルが主流で、色は定番の赤やピンクのほか、今年はサクラやバラなどの古典柄をあしらったグリーン系も人気が高いという。

 同店では約500枚の振り袖をそろえる。宮本征和専務は「人生の節目に立ち会う仕事なので緊張感はいつもある。その人らしさを大切にさまざまな要望に応えたい」と話す。

 赤前汐音さん(20)=音更町=は家族4人で来店。自ら選んだボタンの花柄の振り袖に身を通し、「自分でも驚くほどきれいにしてもらえた。家族に感謝したい」と頬を緩ませた。母親のゆかりさん(53)も「魔法をかけられたようですてき。人のためになる立派な社会人になってほしい」と目を細めた。

 大和写真館(大通南11、大和俊彦社長)も年内は予約でいっぱい。混み具合は平常の2倍を超え、多い日は10組ほどが来店する。個人だけでなく、家族と一緒に撮影するプランも人気だといい、大和社長は「時間が経っても、この瞬間の思い出がよみがえるような写真を提供したい」と話す。

 三松帯広店(藤丸5階、石坂真彦店長)では、母親の振り袖を仕立て直す「お直し」が全体の7割を占める。1月は期間限定で通常より安くクリーニングを受け付け、他社との差別化に力を入れる。近年は、成人式後の春休みなどを利用する「後撮り」の需要も増えており、石坂店長は「新規客も取り込みたい」と意気込んでいる。(安倍諒)

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