観光情報を海外発信 外国語サイトで 北十勝4町
【音更】十勝でも増加傾向にあるインバウンド(訪日外国人旅行者)をさらに呼び込もうと、北十勝4町広域観光振興連絡協議会(会長・松岡秀行上士幌町企画財政課長、事務局・音更町)が、東南アジアを中心としたインバウンド(訪日外国人旅行者)向けに、観光情報を英語と中国語(繁体字)版のサイトで発信している。
このサイトは全日空商事(東京)が運営する情報サービスメディア「ANA EXPERIENCE JAPAN」の特集ページ「空でつながる、真・北海道物語」。道内への旅行者が多い台湾や香港、シンガポールなどの地域をターゲットにしている。
同協議会の取り組みを含め、北海道観光振興機構(堰八義博会長)の今年度「地域連携国際観光周遊ルート創出事業」に採択された道内8地域の情報が紹介されている。1日からPCとスマートフォン版サイトで公開している。
このうち、北十勝のサイトでは「広大な田園風景を楽しむのに最適。アウトドアスポーツをしたり、温泉でリラックスしたりできる」と紹介。音更、鹿追、士幌、上士幌の4町の観光情報を写真をふんだんに使って発信している。
北十勝のトップページではタウシュベツ橋梁(きょうりょう)、柳月の銘菓「三方六」、ぬかびら源泉郷の3枚の写真を使用。「グルメ」「自然」「特別な場所・特産品」の項目に分け、熱気球(上士幌)、しほろ牛(士幌)、然別湖(鹿追)、ガーデンスパ十勝川温泉(音更)など4町の観光情報をきめ細かく紹介している。
アクセス情報も掲載。空路の羽田-とかち帯広間のほか、帯広から各4町へのバスでの移動についても案内している。
事務局の音更町経済部商工観光課は「十勝への来訪を計画している外国人にとって必要な情報が網羅されており、交流人口の拡大に貢献できる。大いに活用してもらいたい」と話している。(鈴木裕之)
◆「空でつながる、真・北海道物語」について
・「ANA EXPERIENCE JAPAN」の特集ページ(英語)-全日空商事