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寒冷積雪で作業難航 21万羽の殺処分着手

 毒性の強いH5型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが死んだ鶏から検出された北海道清水町の養鶏場で、北海道は17日、飼育されていた約21万羽の殺処分に着手した。19日夜までに殺処分と地中への埋却を終える計画だが、寒冷積雪地のため作業は難航している。道は18日から約170人増の約870人に態勢を強化し、作業の加速を目指す。

 作業の難航は、防護服を防寒服の上に着ることで作業効率が落ちることや、積雪で足場が悪いため。17日午後に開いた道庁の対策会議で高橋はるみ知事は、「明らかに遅れている。感染が広がることで大変な被害になることを想定すれば、態勢拡充をまずやらねばならない」と作業要員の増員を指示した。

 道内の家禽(かきん)類から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは初めて。感染拡大防止のため、道は現場から半径3キロ以内の移動制限区域にある養鶏場1戸(1万2000羽)の鶏や卵の外部への移動を禁止。同10キロ以内にある残りの養鶏場6戸(計18万羽)の鶏や卵もこの区域外への搬出を原則禁止した。10キロ圏内には通行車両の消毒ポイントを10カ所設置した。(時事)

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