古谷も極意指南 江陵野球部、小学生指導
【浦幌】夏の高校野球北北海道大会ベスト4の江陵高校野球部(幕別町、谷本献悟監督)が10月30日、浦幌町民球場で、浦幌ベアーズ野球少年団(16人)にコーチした。
同球場には両チーム関係者ら40人が集まった。同野球部の西田つばさ部長と、工藤僚太朗投手(2年)が浦幌出身という縁で、昨年に続き少年団と交流。ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから2位指名を受けた古谷優人投手(3年)も参加し「野球の楽しさを味わって」とあいさつをした。
ベアーズの太田有哉選手(12)が代表し「1日、よろしくお願いします」とあいさつをし練習を開始。高校生と小学生が鬼ごっこでウオーミングアップ、キャッチボールをした。小学生は守備練習で、捕球態勢の入り方、送球のコツなどを教わった。浦幌小5年の佐藤龍君(11)は「すごく楽しい。空振りは気にせず思い切って振ってと言われた」と喜んだ。
小学生が見守る中、高校生が守備練習を披露。外野からホームや中継への送球の速さや正確さに、小学生から驚きの声が上がった。デモンストレーションで次期エース候補の工藤投手と、プロ入りする古谷投手がピッチングを披露。小学生や父母が見つめる中、ストレートやスライダー、フォークなどを投げ込んだ。
谷本監督は子どもたちに「誰にでもプロになれる可能性がある。頑張って」と激励。古谷投手に握手をしてもらった小学生は、とびきりの笑顔を見せた。
(広橋基嗣通信員)