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全国チーズの頂点 ハッピネスデーリィ「森のカムイ」

グランプリ受賞に笑顔の嶋木社長(中央)。右は外国人審査員のローラン・バルテレミー氏、左は同協会の本間るみ子会長

 【東京】国産のナチュラルチーズを審査、表彰するジャパンチーズアワード2016(NPO法人チーズプロフェッショナル協会主催)が23日、都内の大崎ブライトコアホールで開かれ、ハッピネスデーリィ(池田、嶋木正一社長)の「森のカムイ」が最高位のグランプリに輝いた。見た目、味ともに高い評価を受け、全国65工房182品の頂点に立った。

 2014年に続いて開かれ、管内からは7工房が出展した。上位品は来年6月に本場フランスで開かれるチーズの国際コンクールの出品支援が受けられる。専門家ら審査員70人がフレッシュ・プレーンや青カビなど、19のカテゴリーごとに金賞、銀賞、銅賞の各賞を選定。各部門の部門賞からグランプリが選出された。

 「森のカムイ」は加熱圧搾6カ月以上の部に出展し、金賞と部門賞も獲得した。嶋木社長の妻しず子さん、長女の目黒陽子さんが熟成を担当。審査会では見た目や組織の美しさに、牛乳本来の味や食べやすい味わいが評価され、握りずしのネタとして山ワサビとしょうゆに付ける食べ方の独自性も注目された。

 嶋木社長は「10年以上前に発売した当初は販売を休止した経緯もあるが、熟成を重ねるうちに品質が整った自信作。多くの審査員に認めてもらえ、感激している」と話した。この他の各部門の管内工房の入賞品は次の通り。
(原山知寿子)

<ジャパンチーズアワード 十勝管内工房の入賞品>
◇白カビ

▽銀賞=笹雪(共働学舎新得農場)

◇酸凝固(ヤギ乳)
▽銀賞=十勝シェーブル炭(ランランファームチーズ工房)

◇同(ヤギ以外)
▽銀賞=さくら(共働学舎新得農場)、牛鐘(ランランファームチーズ工房)

◇ウオッシュ
▽銅賞=酒蔵(共働学舎新得農場)

◇非加熱圧搾4カ月未満
▽銅賞=ペケレ(ランランファームチーズ工房)、ゴーダ(NEEDS)

◇ラクレットタイプ
▽銀賞=ラクレット(共働学舎新得農場)

◇加熱圧搾6カ月未満
▽金賞=幸(しあわせチーズ工房)
▽銀賞=大(足寄町農業協同組合あしょろチーズ工房)

◇加熱圧搾6カ月以上
▽銀賞=シントコ(共働学舎新得農場)

関連写真

  • 発表を受ける嶋木社長(右から2人目)

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