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稲ザクザク、児童が収穫 途別小の学校水田

刈り取った稲を運ぶ途別小の児童(11日午前11時ごろ、塩原真撮影)

 【幕別】途別小学校(清水弘校長、児童21人)の学校水田で11日午前、伝統の稲刈りが行われた。児童らは鎌を手にリズム良く稲を刈り取って、収穫の喜びを味わった。

 途別地区は十勝開拓の祖・依田勉三らが率いる晩成社が米の試作に成功し、十勝でも最も早く稲作が始まった地域の一つとされる。国の生産調整などで1986年に水田が消えて以降、同校が引き継いで、今年で30年目となる。

 この日は全校児童が参加し、午前10時半すぎから0・9アールの田んぼでもち米を収穫した。子どもたちは稲作の経験がある地域の農家らから指導を受け、交流しながら稲作文化を学んだ。

 3年生の高橋芽衣さんは「楽しかった。(わらで刈り取った稲を)縛るのが難しかった」、6年生の関口稔君は「腰が疲れるので、昔の人が大変だったのが分かった。餅にして食べるのが楽しみ」と話した。

 収穫した米は校庭で乾燥させ、今後、地域の人との餅付き大会も開く。(眞尾敦)

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