復旧作業+十勝川温泉 札幌からツアー
ボランティア募り25、26日
【札幌】十勝観光連盟、音更町十勝川温泉観光協会、帯広コンベンション協会の管内3団体は、道などと「災害ボランティアツアー実行委員会」をつくり、25、26の両日、同ツアーを実施する。8月の台風で被災した地域の復旧と観光施設の客足回復を支援するのが狙い。
きっかけは台風の影響で、十勝全体で1万人以上の宿泊キャンセルが出ていたこと。十勝の3団体が、道観光推進機構の広域観光推進事業に「十勝地域安全ポジティブキャンペーン事業」を緊急申請したところ、採択された。ちょうど道でも道東で被災地支援をしようとしていたため、合同で取り組むこととなった。道によると、実行委を組織してのツアー実施は例がない。
実行委は3団体のほか、道、道観光振興機構、日本旅行業協会北海道支部で構成。25日午前5時にJR札幌駅北口に集合。貸し切りバスで上川管内南富良野町に向かい、土砂の排出や施設清掃などボランティア活動を行い、作業後は十勝川温泉で一泊。翌26日には十勝川河川流域での作業を行い、帯広市内で昼食を取り、帰札する。
ボランティア活動の行き先は事務局が指定するほか、宿泊は4~5人の相部屋が基本。汚れてもいい服装でタオル、マスク、長靴、スコップ、軍手を持参する。参加費用は1泊2食付きで5000円。申し込みは近畿日本ツーリスト北海道地域誘客インバウンドセンター(011・251・5731)へ。22日締め切り。(道下恵次)