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江陵高生、浸水住宅でボランティア 幕別

被災者宅でボランティアに当たる江陵高校の生徒

 【幕別】町社会福祉協議会(林郁男会長)運営の町ボランティアセンターが派遣するボランティアが、台風10号で水害を受けた町内の被災住宅で、家財や漂着物の片付けに当たっている。13~15日は江陵高校(鈴木譲二校長、生徒387人)福祉科の生徒も参加した。今後は高齢者宅から、他の住宅にも活動範囲を広げていく。

 ボランティアは、猿別川から旧途別川に逆流した水があふれ、約300ヘクタールが冠水するなどの被害を受けた猿別・相川地区を中心に活動している。5~14日までに延べ32人が活動に当たった。

 14日は江陵高校1、2年生の生徒8人が、猿別の中川八重子さん(82)宅で、水に漬かった物置から家財を運び出し、残す物と捨てる物に分別した。生徒たちは泥で汚れるのもいとわず、協力して作業に励んだ。

 2年生の川瀧颯人さん(16)は「こんなに台風の被害がひどいとは思わなかった。(13日に)流れ着いたタマネギや麦わらなどを集めたのが大変だった。家の人も喜んでくれたので、よかった」と話した。中山さんも「以前、(特別養護老人ホーム)札内寮で働いていたので、江陵高校の生徒がよく来てくれた。若い人がボランティアをしてくれて助かる」と感謝した。

 同協議会も「(以前から)ボランティア登録している方は女性が多く、高齢化しており、体力のあるボランティアが協力してくれてうれしい」と生徒の参加を歓迎。その上で、「(協議会で把握している)高齢者世帯を優先してきたが、めどがついたので、他の被災世帯にも活動を広げたい。人員の都合ですぐに応えるのは難しいかもしれないが、何とか被災された皆さまのお役に立てれば」としている。(眞尾敦)

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