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台風被災者に保養施設を提供 上士幌・ひまわりの会

かみしほろ5000本のひまわりの会が提供する保養施設

 【上士幌】東日本大震災で被災した福島の家族を受け入れる保養活動を展開している「かみしほろ5000本のひまわりの会」(長尾正子事務局長、会員20人)は、町内の保養施設「千秋の家」(町上士幌138)を、台風10号の被災者のために無料で提供する。

 同会は東日本大震災直後に結成し、夏休み期間中などに福島の家族を招き、会員宅でホームステイをするなどして交流を深めてきた。上士幌を訪れる家族に、ゆっくりと過ごせるようにと、はげあん診療所(安藤御史院長)の敷地内に木造平屋建ての住居を建設し、6月末に完成した。7月には福島からの家族が来町し、約3週間暮らした。

 福島からの保養施設として建設したが、台風10号による災害のために住居浸水や断水で避難所暮らしが続き、不自由な生活を強いられている人のために提供することを決めた。

 住居は1LDKでリビングダイニング18・7平方メートル、キッチン6・8平方メートル、寝室11平方メートル。冷蔵庫や洗濯機、寝具、食器類など生活に必要な家財類は整っており、1家族4人程度は生活できる。

 敷地内に診療所があるため安心して生活ができ、庭には果樹園や畑、ブタやニワトリも飼われているため、自然に囲まれリフレッシュできる環境になっている。

 住居の提供は新得、清水、芽室の3町で被災された人を想定している。長尾事務局長は「お風呂に入れない方や衛生面でお困りの方はぜひ利用していただければ」と話している。住居の利用に関する問い合わせは事務局の秋田裕夢さん(090・3773・6892)へ。(川野遼介)

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