更別・台風被害2320ヘクタールに 金時は8割
【更別】村議会定例会は12日午前10時に開会。西山猛村長は、8月の台風7、10号の影響で、豆類やジャガイモなど村内の約2320ヘクタールに冠水や倒伏などの被害が出たと行政報告した。2つの台風被害の復旧費用551万円を一般会計補正予算案2件に計上し、専決処分を承認した。
作物別では、豆類が約1155ヘクタール、ジャガイモ約540ヘクタール、デントコーンと牧草など飼料用作物約370ヘクタール、スイートコーン約170ヘクタール、ビート約85ヘクタール。豆類では、金時類が作付面積の8割で冠水や倒伏。ジャガイモでは種子用や食用、加工用の5割、デンプン原料用の2割で冠水や表土が流失した。
専決処分した復旧費は7号による河川のり面崩壊復旧、10号での道路補修、倒木処理が目的。村は「10号の被害での河川復旧費は追加が必要。会期中に補正予算案を提出する」とした。
午前中は他に、村教育委員に草深恵美氏(48)を任命する人事案など議案2件を原案通り可決。定例会の会期は21日までの10日間。(深津慶太)