水道復旧に向けて通水試験 新得
【新得】台風10号により断水が続いている新得町で11日午前8時、通水試験が始まった。近隣自治体の職員が配水管の空気を抜く作業を進め、管に異常がないかを確認している。
河川氾濫で損傷のあった取水口が復旧したため、日本水道協会同党支部から要請を受けた帯広市、音更町、釧路市の職員6人が応援に駆け付けた。3班に分かれ、2班が市街地、1班が屈足地区で、消火栓にホースでをつなぎ、水を流して空気や土砂を流す作業に汗を流した。
通水作業が終わり次第、トイレや洗濯などに使う生活用水の供給を始める予定で、町は「蛇口を閉めているかどうか今一度確認を」と呼び掛けている。
完全復旧は9月末を目指している。(川野遼介)