民進党災害対策本部が十勝入り
台風10号の被害を受け、民進党の災害対策本部が4日午前に十勝入りした。
訪れたのは本部長代行の山尾志桜里政務調査会長、幹事の松木謙公衆院議員。同党十勝の石川知裕代表代理が同行し、芽室、新得両町の被災状況を確認した。
芽室では宮西義憲町長らの案内で、浸水地域での汚泥除去作業などを視察。宮西町長は、8月中旬の台風で農業被害が出ていた上に、台風10号で食品加工会社などが被災したことを説明し、農業・企業支援などを求めた。山尾氏は「与党の対応だけでは被災地の状況が分からないこともある。十勝の現状をしっかり伝えていく」と述べた。
同日午前11時から帯広市内で予定していた石川氏の野遊会は急きょ「不撓不屈! 十勝復旧がんばろう集会」に変更し、山尾氏らも参加した。石川氏は「未曽有の被害を前に、バッジがあればもっと十勝のために働けるのにと本当に悔しい思い」とあいさつした。会場では義援金を募り、集会の収益と合わせて被災者支援に充てる。
(丹羽恭太)