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新得などで電話不通 断水、停電も続く

公衆電話を使う住民とバケツの水を運ぶ住民(1日午前8時10分ごろ、清水役場前で。新井拓海撮影)

 台風10号は電話や水道、電気などのライフラインを寸断し、1日現在も清水町、新得町などを中心に影響が続いている。

 NTT東日本北海道支店によると、清水町御影の清見橋と錦橋の崩落で通信ケーブルが切断され、8月31日昼頃から十勝全域で管外との通話ができなくなった他、110番、119番通報もできなくなった。固定電話は同日午後6時57分までに全て回復したが、御影地区では1日午前の段階でもADSL回線と企業などの専用線で影響が残っており、同社が復旧作業を進めている。

 携帯電話も、基地局と交換機を結ぶ光ファイバーなどの伝送路施設の故障や停電により、30日夜から31日に掛けて通信障害が発生した。NTTドコモでは一時、管内全域で携帯が利用できないかしづらい状況に。大部分の地域で同日午後9時までに復旧したが、新得、清水、鹿追、中札内の一部では1日午前10時現在で回復のめどは立っていない。auも清水と芽室の一部で影響が続いている。

 清水町内では1日午前10時半現在、市街地を中心に約380戸で停電が続いている。「川の氾濫で設備被害状況の確認もできない状況」(北電帯広支店)で、復旧のめどは立っていない。その他、新得で約30戸、芽室と中札内で各約20戸、上士幌で約10戸が停電している。

 送水管の破損や河川の濁りなどが原因で断水も発生している。清水では清水市街、下佐幌、人舞の約3000世帯、新得では新得、屈足市街地で約2780世帯で断水。大樹町ではヌビナイ川の氾濫で送水本管が流され、町内全域で断水が続いている。いずれも復旧のめどは立っていない。帯広市では31日朝から川西地区で断水していたが、1日午前8時から順次通水を開始した。


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