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枝豆第2工場試験稼働 JA中札内村

インゲンを搬入し、試験稼働を始めたJA中札内村の新工場(8日午前8時半ごろ、新井拓海撮影)

処理能力計1・5倍に
 【中札内】JA中札内村(山本勝博組合長)の枝豆(インゲンを含む)の加工処理を行う第2工場が完成し、8日朝に試験稼働が始まった。枝豆の需要増に伴う生産拡大に対応し、隣接する第1工場と合わせて従来の1・5倍、年間約6300トンの処理が可能となる。

 枝豆は学校給食用や外食チェーン向けに「むき枝豆」など加工用の需要が増加。国内の一般消費者をターゲットにした商品化や海外需要の開拓も進めていく上で、設備の増強を図った。

 既存の第1工場には4個の加工ラインと5700トンの冷凍冷蔵庫がある。第2工場は第1工場の東側に建設し、電気式の急速冷凍設備のある加工ライン1個と1500トンの冷凍冷凍庫などを備える。

 試験稼働を始めた8日はインゲンを搬入。JA職員は枝や葉を取り除いた後、風で細い豆を落として洗浄する工程を確認しながら、機械を調整していた。

 総事業費は約40億円。このうち約18億5000万円は、2015年度の国の強い農業づくり交付金事業(農畜産物輸出拡大施設整備事業)による補助を受けた。山本組合長は「組合員の収益増に貢献するため、販路拡大につなげたい」と話した。(深津慶太)

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